作品名 | ジョーカー(2019) |
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公開日 | 2019-10-04 |
映倫 | R15+ |
出品国 | アメリカ |
ジョーカー(2019)の概要 |
いわゆるアメコミが原作の作品としては史上初となるヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の快挙を果たした衝撃のサスペンス・ドラマ。DCコミックスのバットマンに登場する最強最悪の悪役“ジョーカー”に焦点を当て、コメディアンを夢みる心優しい男アーサー・フレックが、いかにして社会から切り捨てられ、狂気の怪物へと変貌を遂げていったのか、その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出す。主演は本作の演技が各方面から絶賛された「ザ・マスター」「her/世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックス。共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ。監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。 大都会の片隅で、体の弱い母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。コメディアンとしての成功を夢みながら、ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐ彼だったが、行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因でたびたびトラブルを招いてしまうなど、どん底の生活から抜け出せずに辛い日々を送っていた。そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに心惹かれていくアーサーだったが…。 【関連記事】 この映画は、まとめ記事「アメリカのサスペンス映画20選~名作から話題作まで胸が高鳴る一本を~」にも取り上げられています。 【見どころ】 映画「ジョーカー」は、DCコミックスのバットマンシリーズの代表的なヴィラン、ジョーカーの起源を描いた作品です。主演のホアキン・フェニックスが壮絶な演技で描き出すアーサー・フレックという人物が、いかにしてジョーカーへと変貌していくのかを、鮮やかに描いています。フェニックスの深遠な演技力と、トッド・フィリップス監督の巧みな演出が融合し、観る者を強烈に引きつける一作です。 【編集部の感想】 「ジョーカー」は、ホアキン・フェニックスの圧倒的な演技力が光る作品です。彼が演じるアーサー・フレックは、孤独と絶望、社会の無理解と無情さによって徐々に精神を病み、ついには狂気的なジョーカーへと変貌を遂げます。その過程をフェニックスは、細やかな表情と動きで見事に演じきっています。また、フィリップス監督の手による重厚で緻密な演出は、社会の冷酷さとアーサーの悲劇を巧みに描き出しています。 【編集部のレビュー】 映画「ジョーカー」は、アメコミのヴィランとして名高いジョーカーの人間性とその成り立ちを描いた、ユニークなサスペンス・ドラマです。ホアキン・フェニックスの圧倒的な演技力は、観る者を深く引き込みます。彼が描き出すアーサー・フレックの悲劇と狂気は、観る者に強烈なインパクトを与えます。トッド・フィリップス監督の描き出す社会の冷酷さと無情さもまた、物語の重要な要素となっています。社会問題を織り交ぜつつ、一人の人間の哀しみと絶望を描き出す本作は、見逃せない一本です。 |
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