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【映画口コミ】ノーカントリー(2007)に関する口コミ。 「すべての美しい馬」の原作者、コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を「ファーゴ…ーカントリー」は、迫真の演技と卓越した演出による緊張感あふれる物語を楽しみたい方に強くお勧めします。
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作品名 ノーカントリー(2007)
公開日 2008-03-15
映倫
出品国 アメリカ

ノーカントリー(2007)の概要

 「すべての美しい馬」の原作者、コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を「ファーゴ」のコーエン兄弟が映画化した衝撃のバイオレンス・ドラマ。80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に、麻薬取引がらみの大金を持ち逃げしたばかりに、理不尽なまでに容赦のない宿命を背負わされてしまう男の運命を、原作の持つ神話的スケールそのままに描き出す。主演にジョシュ・ブローリン、共演にトミー・リー・ジョーンズとハビエル・バルデム。

 人里離れたテキサスの荒野でハンティング中に、銃撃戦が行われたと思しき麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス。複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は、危険と知りつつ持ち帰ってしまう。その後、魔が差したのか不用意な行動を取ってしまったばかりに、冷血非情な殺人者シガーに追われる身となるが、愛する若い妻カーラ・ジーンを守るため、死力を尽くしてシガーの追跡を躱していく。一方、老保安官エド・トム・ベルもまた、モスが最悪の事件に巻き込まれたことを知り彼の行方を追い始めるが、モスを保護できないまま、死体ばかりが増えていく事態に直面し、苦悩と悲嘆を深めていく…。

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【見どころ】

映画「ノーカントリー」は、無慈悲な殺人者と普通の男が織り成す追跡劇が見どころです。主演のジョシュ・ブローリンが演じるモスと、冷酷な殺人者シガーを演じるハビエル・バルデムの演技は一見の価値があります。また、テキサスの厳しい自然環境が舞台となることで、映像美も極めて美しいです。さらに、コーエン兄弟の巧妙なストーリーテリングは、観客を終始緊張感に包み込みます。

【編集部の感想】

映画「ノーカントリー」は、見る者を息もつかせぬ追跡劇に引き込む一方で、人間の命や運命について深く考えさせる作品です。人間の善悪を描きながら、一方で冷酷な現実を容赦なく描くその姿勢は、まさにコーエン兄弟の魅力を最大限に引き立てています。

【編集部のレビュー】

映画「ノーカントリー」は、残酷な現実を描きつつも、人間の強さや儚さを見事に描いた名作です。主演のジョシュ・ブローリンとハビエル・バルデムの対立する二人のキャラクターは鮮やかで、彼らの演技が映画の緊張感を一層高めています。また、コーエン兄弟の巧みな演出は、観る者を映画の世界に完全に引き込む力があります。特に、テキサスの荒野を背景にした追跡シーンは、観客をハラハラさせます。映画「ノーカントリー」は、迫真の演技と卓越した演出による緊張感あふれる物語を楽しみたい方に強くお勧めします。