作品名 | ジェイコブス・ラダー(1990) |
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公開日 | 1991-04-06 |
映倫 | |
出品国 | アメリカ |
ジェイコブス・ラダー(1990)の概要 |
旧約聖書のヤコブの話をヒントに、悪夢と現実の間で翻弄されていくベトナム帰りの男の奇妙な体験を描いたサスペンス・スリラー。ニューヨークの郵便局員であるジェイコブは最近夢と現実の区別がつかなくなるほど奇妙な出来事に遭遇していた。疾走する地下鉄に乗る得体の知れない人々。掛かりつけの医者の死亡。自分を轢き殺そうとした車に乗る異様な人物。そしてベトナムの悪夢や幻覚までもが見え始め、その勢いは加速度的に、日々度合いを増すばかりだった。そんな時、ベトナム時代の戦友から電話が入るが相手は何かに怯えているような様子だった……。光と影を巧みに使った刺激的な映像やホラー感覚あふれる描写が非常に印象的な、ベトナム戦争がもたらした悲惨な結果を違った方向から描いた異色作。意外なラストが唸らせる。 【関連記事】 この映画は、まとめ記事「アメリカのサスペンス映画20選~名作から話題作まで胸が高鳴る一本を~」にも取り上げられています。 【見どころ】 映画「ジェイコブス・ラダー」は、精神的な戦闘の果てに揺らぎ始める現実と幻想の間の境界線を巧妙に描いています。主人公ジェイコブの経験する悪夢と現実、そしてその二つが交錯する瞬間が見事に描かれています。また、映画の終盤に待ち受ける衝撃的なラストも見逃せません。現実と幻想、そして過去と現在が融合する独特の雰囲気が作り出され、視覚的なインパクトとともに深い感動を覚えます。 【編集部の感想】 映画「ジェイコブス・ラダー」は、人間の心理を巧みに描き出した作品で、視覚的な面白さだけでなく、深い思索を誘います。ジェイコブの経験する悪夢と現実の境界線が曖昧になっていく様子は、心理的な混乱と不安を巧みに描いています。特に、映画のラストはその巧妙さと意外性で観る者を驚かせます。 【編集部のレビュー】 映画「ジェイコブス・ラダー」は、巧みな心理描写と視覚的な驚きを絶妙に組み合わせた、印象的なサスペンス・スリラーです。主人公ジェイコブの体験する現実と幻想の間の葛藤が、観る者の心に深く刻まれます。その精神的な混乱を描くために使われた映像表現は、視覚的なインパクトを与えるだけでなく、深い感動を覚えさせます。また、映画のラストは意外性と巧妙さで観る者を驚かせ、その後も長く心に残ります。ベトナム戦争がもたらした深刻な影響を独特の視点から描いたこの作品は、その視覚的な表現力と深淵なテーマで鑑賞者を引きつけます。 |
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