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【映画口コミ】宇宙怪獣ガメラ(1980)に関する口コミ。 宇宙の星々を次々と滅ぼしてきた宇宙海賊ザノン号が次の目標を地球に定めた。平和星M88から派遣され、…を上映するなどアニメブームの時代に、大映が敢えて実写で勝負を賭けた意欲作。同時上映は『鉄腕アトム』。
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作品名 宇宙怪獣ガメラ(1980)
公開日 1980-03-25
映倫
出品国 日本

宇宙怪獣ガメラ(1980)の概要

 宇宙の星々を次々と滅ぼしてきた宇宙海賊ザノン号が次の目標を地球に定めた。平和星M88から派遣され、地球人の中に身を隠していたスーパーウーマン-キララ、ミータン、マーシャはこれを察知する。ザノン号からも侵略の邪魔となる彼女たちを捜し出すべく、工作員ギルゲを派遣した。ザノン号から次々と怪獣が送り込まれるが、武器を持たないキララ達は対抗する術がない。キララは友人の圭一少年からガメラの事を知り、念力でガメラを呼び出す。かくして、ガメラと怪獣軍団の激闘が始まった。

 ガメラと怪獣の格闘シーンは過去7作のものを使用し、これにドラマ部分と新たな特撮シーンを追加した構成ではあるが、緻密な編集で新作として十分楽しめる物になっている(なお、モノクロで対戦怪獣のいない第1作の映像もさりげないところで上手く使用されている。是非、実際に作品を見て確認されたい)。また、作品の随所に「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「キン肉マン」「亀有公園前のお巡りさん(パンフレットのキャスト表では両津巡査)」「某怪獣王そっくりの怪獣(の立て看板)」「スターウォーズ(敵の宇宙船・ザノン号のデザインやショットがスターデストロイヤーそっくり)」など、当時の子供が喜びそうものがそのものズバリまたはパロディとして、これでもか!これでもか!と登場している。常に子供が楽しめる事を目指していたガメラシリーズの本領発揮とも言える作品である。

 特撮面では当時の最新技術の東通ECGシステムが効果的に使われ、従来にはない斬新な合成シーンを作り出した。マッハ文朱はこれが映画初主演となるが、3人共通のはずの変身ポーズが彼女だけ微妙に腰のひねりと目の座りかたが違うなど、この作品に向ける熱意が観る者にも十分に伝わってくる。松竹では『機動戦士ガンダム』を上映するなどアニメブームの時代に、大映が敢えて実写で勝負を賭けた意欲作。同時上映は『鉄腕アトム』。